主人公、加佐凪 俊介(かさなぎ しゅんすけ)は現在就活中の
	フリーター。就職先はなかなか見つからず、バイトをしながら
	日々を過ごしていた。
	
 
	そんなある日、バイト先のコンビニでお客の女の子を怪我させて
	しまう。彼女は 鈴代 春音(すずしろ はるね)。
	学生時代、わずかな時間付き合っていた元彼女で、今は
	「ゆずりは保育園」というところで保母さんをしているらしい。
	怪我した彼女を病院に向かわせ、俊介は彼女の荷物を保育園に
	送り届けることになったのだが、保育園に辿りついた彼を待って
	いたのは、忙しそうに働いている保母さんが。
	新しく来た保育士と勘違いされ、俊介はなし崩しに手伝いをさせ
	られてしまう。
	
 
	春音がもどり誤解は解けたが、勘違いした保母さん、
	 七塚なのか(ななつか なのか)は怪我させた責任として
	ひとつの要求を突きつけた。
	
 
	「怪我した春音が完治するまで保育園で働け」
	
 
	…と。
	その命令にも取れる要求を断りきれず、結局保育園の手伝いを
	することになった俊介。
	
 
	  季節は春に移ろい、桜が咲こうとする時期、
	    小さな保育園から新しい日常が始まろうとしていた。